すみません・・・、社長のブログが
今日も書いてもらえませんでした・・・。
お休みである今日よりも明日以降の方が
もっと書いてもらえなくなりそうな
スケジュールになっているというのに・・・。
まただいぶ後になってから遡って
書きだめてもらうことになりそうです。
書くいう私もこちらの工事が今日できませんでした。
すみませんでした・・・。
そんな今日、成人の日のブログは
昨日の続きとなります。
あんまり食物アレルギーとは関係ない
というか少し離れますので、
あんまり興味がないという方は飛ばしてください。
小児のアレルギー疾患のうちアトピー性皮膚炎について
取り上げております。
症状( じくじく から始まります。)
年齢にかかわらず、左右対称に起こり、
強いかゆみがあるためかきむしることで
時には痛みにも悩まされることにもなります。
現れる経過
乳幼児期(~3歳くらい)-
よだれや食べ物がよくくっついてしまう
口のまわりといった顔、頭部が中心に
なって、耳の付け根が乾燥により
切れてしまうこともあります。
胸にまで広がることもあります。
幼少期(4歳くらいから13歳くらいまで)-
腕や足の関節の内側から外側にまで広がります。
背中や体側といった部分にも広く
症状が出るようになります。
皮膚が乾燥して鳥肌のようになる子供もいます。
思春期以降(14歳~)
このころにはよくなる子供もいる一方、
重症化する子も出てきます。
全身が乾燥してきて、皮膚全体が
赤っぽく変色してきたり、
皮膚が厚くなってくる人もいます。
・掻いてはダメと止められても、
我慢できないほどの強いしつこいかゆみに
悩まされるため、眠れない・日中もイライラして
集中できないといったストレスがあります。
・掻けば掻くほどかゆみは増してしまいます。
皮膚が傷つくことにより、細菌に感染し
化膿してしまうこともあります。
そうすると痛みにも悩まされることになります。
・かゆみをとるには冷やすことです。
氷を入れたビニール袋か保冷剤を
ハンカチなどでくるんで患部を冷やします。
冷やした後は保湿することも忘れずに行います。
診断基準(アトピー性皮膚炎なのか
正確な診断をしてもらいましょう)
・単なるドライスキンによる湿疹ということもあります。
赤ちゃんに多い脂漏性湿疹やおむつかぶれとも
見た目が似ていますが区別して対応しなくてはなりません。
・アトピー素因(家族にアレルギー体質の人がいる
もしくは本人が他にアレルギーを持っている。
あるいはIgE抗体を作りやすい体質である。)
であるということが発症の引き金には
なりえますが必ずしも発症するとは限りません。
・アトピー性皮膚炎の定義
①かゆみを伴う
②湿疹を病変とする
③慢性的な経過(よくなったり悪くなったり)
を2か月以上(乳児)または半年以上(幼児~成人)
繰り返します
・診断されても乳幼児の8割は軽症で、
小学生になるとやや重い重症と診断されること
が増えます。それでも7割以上が軽症で
重症・最重症は合わせても2%ほどとなっています。
治療法
・ステロイドが治療の切り札になりますが、
副作用がひどい場合はタクロリムスという
外用薬を用いることもあります。
いずれも適切に用いることにより、
大きな効果を得られます。
・症状や部位に合わせてステロイドの
強弱を使い分けていきます。
I群が最も強くV群が最弱という五段階あります。
・抗アレルギー薬-アトピー性皮膚炎には
かゆみの原因となるヒスタミンを抑える
役目のあるものをおもに用います。
安全性が高く長期にわたって使えます。
・保湿剤-ステロイドなどを使っているか
どうかにかかわらず、スキンケアのためには
欠かせません。外用薬を併用する場合は、
保湿剤を先に塗っておき、必要な部位のみに
外用薬を用いるようにすると無駄にならずによいです。
・タクロリムス―ステロイドの効果がイマイチ
もしくは副作用のために使えない時のために
用いることがあります。ステロイドの長期使用で
赤みを帯びたり、委縮した顔や首の皮膚にも
使えます。
ただ、もともとは臓器移植の拒絶反応の予防や、
免疫系の病気の治療用であった免疫抑制剤のため
扱いは慎重に行わなくてはならず、
2歳未満児には使えません。
生活改善(スキンケアにつながる習慣づくりが必要です。)
・衣類は綿製品で柔らかい素材
のものを選ぶようにしましょう。
ウールのようにちくちくしたものは
直接肌に触れないように着ましょう。
・エアコンの風には直接当たらないようにします。
急な温度変化が刺激になって
かゆみが増すこともあるためです。
関連する病気-皮膚の状態が急激に悪化したり
水疱ができたりするのは他に原因があることも。
・合併しやすい病気というのがあります。
アトピー性皮膚炎の悪化だと思って
ステロイドを塗り続けるとますます重症化するので
注意が必要です。
①単純ヘルペス ②とびひ ③水いぼ
などがあります。
以上がアトピー性皮膚炎についてのメモでした。
明日中には工事の方を完了させたいなと思っております。